GIMHAE NATIONAL MUSEUM
展示私たちは「過去-現在-未来」といったように単線的に考えがちです。
このような単純な思考から抜け出して、新しい切り口で世界を眺めてみるのはいかがでしょうか?
国立中央博物館とフィンランド国立博物館が一緒に企画した今回の特別展は、これまで10 000年に渡ってフィンランド地域で目まぐるしく発展したものと文化、技術を新たな観点から紹介する展示です。
今回の展示は、過去-現在-未来という年代記をたどることはしません。時代区分に基づく分類学体系も適用せず、伝統的なやり方でものを分類することもしません。氷河期以降、10 000年間の時間の中で、現在のフィンランドのある地で生きてきた人々、彼らが活用した数々のものたちを今までにないユニークな形で分類して分析します。そして、社会と生態系の間で交わされる対話の中から生まれたフィンランドの物質文化とデザインの価値について、能動的かつ積極的に探究してみましょう。
遠い過去のものがなぜこんなにも現在のものと似ているのか、過去は未来にどのような形で影響を与え続けるのか、また距離的に遠く離れた韓国とフィンランドという2つの国の物質文化にはどれほどの類似点と相違点があるのか、新たなものの見方を経験できる興味深い時間となることと思います。